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YouTube広告の費用はいくら?広告メニューごとの目安、事例を解説

#広告コラム

最終更新日:2024年02月09日

YouTube広告は、2019年にGoogleの親会社であるAlphabetより発表された決算情報では、
YouTubeの広告収益が前年度比36%増加し、151億ドルまでに拡大していると発表しています。
更に、次世代通信システム5Gが世の中に普及されてきているため、今後更に拡大していくと見込めます。

動画広告を後家等される場合、YouTube広告は外したくない選択肢のひとつになります。
今回、はじめて動画広告の実施を検討している方でも分かりやすく、
YouTube広告の費用の目安や料金体系、広告事例などについて解説させて頂きます。

動画広告でトップを誇るYouTube広告とは

YouTube広告は、YouTubeの動画コンテンツに交えて配信する動画広告を指します。
先述した動画を楽しむユーザー数や利用時間などが増えており、
「ニールセン デジタル」による発表(2018年12月)によると、
国内のデジタルサービスシェアは「Yahoo!JAPAN」、「Google」に次ぐ
第3位(平均月間利用者:6,276万人 / 平均月間リーチ:54%)にも昇るとされています。

また、「18歳~44歳」と広いユーザーが利用しており、
Googleにより設定されたセグメント項目を用いることで「年齢」「性別」「職業」といった項目だけでなく、
「スポーツ」「ライフスタイル」「旅行」などとユーザーの閲覧傾向などから鑑みた
「高い関心があるトピック」「類似ユーザー」といったユニークなセグメントを利用することで、
より相性のいいターゲットへリーチしやすくなり、高い広告を期待できます。

YouTube広告の料金の仕組みと予算感

YouTube広告は、事前に日予算を設定します。
広告配信日によって、その実数値が被予算を超えることがありますが、
月換算で平均すると、おおよそ設定した予算の範囲で収まるように配信されるようになっています。

YouTube広告の広告料金体系は大きく2通りの基準から広告費が課金されます。

・表示回数
配信した広告動画の 1,000 回ほど表示されたとき

・視聴回数
配信した広告動画が30秒以上再生されたとき

YouTube広告は比較的少ない予算から広告を配信できるようになっており、
広告動画の制作からはじめる場合でも、数万円ほどで広告を配信できます。
広告単価は配信内容によって再生前しますが、平均2円~20円ほどが目安になります。

はじめて広告を配信する場合は、テストで広告を配信し、
反応を確認してから細かく調整していったほうが成功しやすいです。
そのため、少額テストを繰り返しながら継続的な広告配信ができるように、
ある程度予算を確保して広告を配信することをオススメします。

また、一部クリック課金型の広告メニューも設けられており、
表示されたサムネイルのクリックやアプリのダウンロードなどで広告費が課金されるものもあります。

YouTube広告の種類と料金発生条件と広告単価の目安

YouTube広告には、様々な広告メニューが設けられており、
それぞれに料金体系や広告配信のやり方が異なります。
これからYouTube広告の主要なメニューである5つの広告メニューの特徴やそれぞれの料金体系、
それぞれの広告費の目安について解説させて頂きます。

TrueViewインストリーム広告と費用

TrueViewインストリーム広告とは、動画コンテンツの再生前・途中に広告が挟み込まれるようになっており、
スキップボタンが動画の再生から5秒で表示される仕様から、
全てのユーザーに5秒間動画が視聴されるようになっています。
そのため、広告動画を配信する際には開始から5秒でユーザーの関心を喚起させる内容する必要があります。

広告料金は、「スキップ可能」な広告で配信するか、
「スキップ不可(最大15秒再生)」な広告で配信するかによって、その料金体系が異なります。

「スキップ可能」な広告であれば、動画が30秒以上再生されれば広告費が課金されます。
「スキップ不可(最大15秒再生)」な広告で配信すれば、
動画の表示回数1,000 回毎に広告費が課金されます。

『TrueViewインストリーム広告』の広告料金は、
入札形式で広告費が定められるため、広告単価の目安は3円~20円ほどの目安になります。

関連まとめ
TrueViewインストリーム広告とは?その特徴 課金条件に関する視聴の定義、ターゲティングを解説

 

TrueViewアクション広告と費用

『TrueViewアクション広告』は、『TrueViewインストリーム広告』をより商品・サービスの「利用促進」
「資料請求」「LPへの誘導」といった「コンバージョンの獲得」に特化させた広告メニューです。

インストリーム広告と同様に、動画コンテンツの再生前・途中に広告が挟み込まれますが、
通常の動画広告が再生された後、外部サイトへの遷移やアプリのダウンロードを促すための画面が表示され、
「見出し」「行動を促すフレーズ」といったサムネイルやテキストによる広告でコンバージョンの獲得を促します。

『TrueViewアクション広告』の広告料金は、インプレッション課金となります。
入札方式は「目標コンバージョン単価」「コンバージョン数の最大化」になります。
そのため、クライアントが1件のコンバージョンに対する目標獲得単価を決めると、
GoogleAIの自動学習によってこの目標獲得単価内に収まるように広告が調整されます。

関連まとめ
TrueViewアクションとは?コンバージョン目的のYouTube広告「TrueViewアクション」についての完全ガイド

 

バンパー広告と費用

『バンパー広告』は、『TrueViewインストリーム広告』のように
動画コンテンツの再生前・途中に広告動画が表示されますが、
大きな違いとして「再生時間が最大6秒」といった特徴をもち、
YouTube広告は5秒以上、広告動画再生されてからスキップボタンが表示される仕様となっているので
「スキップボタンが表示されない」といった特徴ももっています。

短い広告動画の配信になるので、ユーザーのストレスが溜まりにくく、
ネガティブな感情の少ないユーザーへ商品・サービスを訴求したり、
広告をスキップするユーザーにも広告をリーチさせられるといった効果があります。

広告が1,000回表示される度に広告費が課金される仕組みになっていますが、
出稿した広告の内容によって料金が異なるので
自社の予算と照らし合わせながら広告費を設定することをおすすめします。

関連まとめ
バンパー広告とは?成果を上げるために必要なメリットや効果などの知識、入稿規定、設定方法および活用事例を紹介

 

TrueViewディスカバリー広告と費用

『TrueViewディスカバリー広告』は、動画広告としての広告配信ではなく、
YouTubeの検索画面や検索後の表示画面に表示するテキスト広告です。
YouTube広告内で配信するバナー広告のような内容となっており、
「サムネイル」「テキスト」で構成された広告をユーザーがクリックすると予め設定された動画広告へ遷移し、
YouTubeの動画再生ページ、またはチャンネルページで広告を再生する仕様になっています。
ユーザーの関心が高い動画コンテンツに交えて、広告を表示し、
ユーザーが自ら広告動画を再生する仕組みになっているので
他の広告メニューと比べリーチ数が少なくなるもの広告の内容に関心が高いユーザーが集まりやすく、
コンバージョン率が高くなりやすいといった特徴があります。

広告がクリックされ、リンク先の動画が再生されたときに料金が課金される仕組みになっており、
広告単価の目安は1クリックあたり3円~20円ほどになります。

関連まとめ
TrueView ディスカバリー広告とは?メリットと効果、課金形態、設定方法など広告開始に必要な知識を解説

 

マストヘッド広告と費用

『バンパー広告』は、YouTubeのホーム画面のトップに表示される動画広告です。
PCやスマホだけでなく、TVにも対応しており、
どのディバイスでアクセスしても音声のない動画が自動再生されます。
表示されている動画をクリックすると、音声が流れ、
YouTube内の動画再生ページに遷移する仕様になっています。

ホーム画面のトップに目立つように広告が表示される仕様になっているので、
幅広いターゲットへ広告がリーチしやすく、
主にブランディング戦略としての広告手法として利用される傾向にあります。

『マストヘッド広告』の場合、「インプレッション数に基づいた広告費」と
「固定費(1日単位)の掲載予約に基づく広告料金」の
2通りの料金体系で広告費が課金される仕様になっています。

関連まとめ
マストヘッド広告とは?商品認知度を最大化させる広告の特徴やメリット、料金について解説

 

Youtube広告メニューとその特徴と費用一覧

インストリームアクションバンパーディスカバリーマストヘッド
表示場所動画コンテンツの再生前・途中動画コンテンツの再生前・途中動画コンテンツの再生前・途中検索画面や検索後の表示画面ホーム画面のトップ
特徴1最も人気の高い広告メニューコンバージョンの獲得に特化再生時間が最大6秒テキスト広告(クリックすると予め設定された動画広告へ遷移)ブランディング戦略としての広告手法として利用される
特徴2動画の再生から5秒でスキップボタンが表示される「見出し」「行動を促すフレーズ」でユーザーを誘引スキップ不可の広告を配信リーチが少なくなるが、コンバージョン率が高まりやすいホーム画面のトップに目立つように広告が表示される
料金体系「スキップ可能」な広告であれば、動画が30秒以上再生で課金インフレッション課金(目標コンバージョン単価に合わせてGoogleAIが調整)動画の表示回数1,000 回毎に課金広告がクリックされ、リンク先の動画が再生されたときに料金が課金されるインプレッション数に基づいた広告費
「スキップ不可(最大15秒再生)」な広告であれば、動画の表示回数1,000 回毎に課金固定費(1日単位)の掲載予約に基づく広告料金
料金(目安)3円~20円ほど目標コンバージョン単価によって異なります。広告の内容により異なる3円~20円ほど広告の内容により異なる

 

YoutTube広告費 事例

ここでは、YouTube広告を利用し、高い広告効果の獲得に成功した企業の事例を紹介させて頂きます。

Case1.高級おせち × TrueViewインストリーム

TrueViewインストリーム広告
企業名オイシックス
商材おせち 鳳華(ほうが)/ 通販食品
課題年末商戦にむけた販売目標の達成
「YouTube のユーザー数の圧倒的な多さ」、「ターゲットされたユーザーへの直感的な訴求」を評価。
ポイント12月後半時点で、まだ予約していないユーザーに着目。
クリエイティブで「まだ間に合う!」、「高品質のおせちが直前だからお得に買える」といったメッセージを刷り込む。
ユーザーへ「広告」の意識を薄めるために最初の5秒を「ニュース速報」風に演出。
最後にLPへの誘導し、「いまだけのプレゼント」とオファー(直前割引キャンペーン)を強調。
結果目標の4倍以上の売上を達成。
今回のプロモーションは、PC のみでの配信だったため、今後はスマートフォンへの配信も視野に入れたキャンペーン展開も検討されるとのこと。

引用元:導入事例 | YouTubeTrueView インストリーム広告の活用: オイシックス株式会社 Google

 

Case2.転職サイト × TrueViewアクション

TrueViewアクション広告
企業名エン・ジャパン
商材エン転職 / 転職支援サービス
課題会員獲得のための広告配信
ポイントユーザーをより細かくターゲティングできる「カスタムインデントオーディエンス」を活用。
より効率的な会員獲得のため、目標コンバージョン単価を設定する「tCPA (目標広告単価)」「コンバージョン数の最大化」へ入札方式を選択。
結果既存のプロモーションと比較し、会員獲得のコンバージョン単価が93%も減少。

引用元:コンバージョンに特化し「行動」促す「TrueView アクション」の効果:大手も中小企業も活用 Think with Google

 

Case3.インターネット通信サービス × バンパー広告

バンパー広告
企業名ソニーネットワークコミュニケーションズ
商材NURO / インターネット通信サービス
課題ブランド認知向上
現ユーザー(大容量データを扱う専門職/映像クリエイターなど)が中心であり、一般消費者におけるブランド認知の拡大。
ポイントブランド名を印象づけるために全 13 パターンのクリエイティブを制作。
クリエイティブは、いずれも「NURO」 というブランド名を印象づけることのみに焦点を絞み、集中。
結果3ヶ月間にわたる広告配信でインプレッション総数 1932 万imp、578 万 UU 獲得!
UU モバイル比率 64%を獲得し、モバイルとPCの重複リーチ 10.3%に抑えられ、広く効率的に広告がリーチ。
広告想起率(377.3%)、ブランド認知(120.3%)、サーチリフト(282.5%)といずれの値も高い指標を獲得!!

引用元:6 秒で、気持ちをつかむ Think with Google

 

まとめ

YouTube広告について広告メニューの特徴に合わせた課金体系や相場観について記載させていただきました。
これからYouTubeでの動画広告をご検討される方にとって少しでもお役にたてれば幸いです。
少額予算で展開して、上手く行き始めたら段階に分けて一気に展開していくことをオススメします。

 

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