エリアを限定して見込み顧客を集客したい、またはシニアや富裕層を集客したい経営者や販促担当者にとって
チラシ広告は引き続き有効です。例えば、出張買取サービスを展開されている事業会社は月間1000万部以上ほど
新聞折込チラシを使って集客しております。高級不動産についても
ダイレクトメールや富裕層向け媒体に対して同封広告を実施しております。
集客したいターゲットによって有効なチラシ広告にも種類がございます。新聞折込チラシ、ポスティング、
ダイレクトメール、同封広告、同梱広告(商品同梱)とあり、種類毎に料金が大きく異なります。
今回、このチラシ広告の種類ごとに料金相場について解説させていただきます。
新聞折込チラシの料金相場
新聞折込チラシとは毎朝ご自宅まで届けられる新聞と一緒に挟み込まれるチラシ広告になります。
新聞の普及率が下がり続けているのですが、読者層の中でシニアが占める割合が非常に多いです。
東京都内と比べると地方都市では中高年層も多く読まれていますので、中高年とシニアにリーチするには
非常に有効な販促手段となります。
新聞折込チラシの料金相場については、地域や部数によっても変わってきますが
新聞1部に対するオリコミ料金は平均で3円~4.5円程度となります。
それに加えて印刷費用やデザイン費用も必要となります。
ポスティングの料金相場
ポスティングは媒体のエリアカバー率を気にする必要がないため、エリア限定で見込み顧客を集客したい場合、
最適な販促手法となります。ただ、ポスティングの課題として、勝手にチラシだけを放り込まれると、
場合によってはイメージが悪いと捉えられる可能性があるので、将来的にブランドイメージを気にする
富裕層向け商品・サービスや長期間商品・サービスを利用して欲しいビジネスの場合、
このことを考慮しておく必要がございます。
ポスティングの料金相場も、エリアや配布部数、配布業者によって異なります。特に配布エリアの
影響は大きいです。理由として、ポスティングする世帯間が広いと1時間当たりに配布できる枚数が少なくなるので、
人口密度が低いエリアになればなるほど部単価が上がっていきます。
そのため、1部あたりのポスティング単価は5円~20円程度とかなり差がでてきます。
同封広告の料金相場
同封広告とは、媒体社の顧客に対してカタログや会員誌を発送する際に、一緒にチラシを同封してもらう
広告手法となります。媒体社の自社顧客に対してリーチできるのでアクティブなユーザーに対して
リーチができるだけでなく、媒体社からカタログやチラシと一緒に送られるので、媒体社からの推奨という印象で
ユーザーが広告と接点をもつ可能性が高いです。
同封広告の部単価は、媒体によって変わりますが、だいたい5円~30円程度となります。
同梱広告の料金相場
同梱広告は、商品同梱とも呼ばれる販促手法となります。例えば、通販で購入された商品は
梱包して商品を送りますが、その梱包の際にチラシやリーフレットなどを一緒に同梱されます。
そのため、開封率が非常に高いことが特徴です。
同梱広告の部単価も媒体によって変わりますが、10円~30円程度/部になります。
関連記事:同封同梱広告とは?部単価の相場、レスポンス率、訴求力を高めるデザインのコツ等を紹介
ダイレクトメールの料金相場
個人情報保護法で許諾を取っている媒体社の顧客に対して、媒体社の封筒を使って、単独で他社の販促物を
ダイレクトに送る広告手法となります。媒体社の顧客データベースによって異なりますが、エリア、性別、年齢、
年収、購入履歴等のデータ項目でセグメントをすることができます。
そのため、ピンポイントでマッチした顧客に対してリーチすることができます。
ダイレクトメールの料金相場ですが、リストレンタル費、郵送費用、封入封緘費などがかかるので、
1部あたりの費用はだいたい70円~200円程度となります。
以上がチラシ広告の種類別の料金相場になります。
チラシ広告は、エリア限定またはシニア・富裕層への集客に有効です。ダイレクトメール、同封同梱広告、
新聞折込チラシ、ポスティングのどれを販促手段として利用するかによって料金は異なります。
予算に応じて、最適な媒体を選んで効果的な集客をしていただければ幸いです。
チラシ種類別料金相場のまとめ
チラシには、新聞オリコミ、ポスティング、同封広告・同梱広告、ダイレクトメールといろいろな
種類がございます。今回は各種類の料金相場を書かせていただきました。プロモーションをする目的と
ご予算に合わせてどの種類のチラシ広告を展開するのかをご検討される際に、この記事がお役に立てば幸いです。