同封広告は、ネット広告をやりきった、シニア層・富裕層・育児ママを集客したい経営者や販促担当者にとって
新たな集客手段になる可能性がございます。理由として、同封広告自体の媒体数は、数百あり、
部数も数千万部となります。媒体によって納品ルールなどが違うので、チラシサイズを調整したり、
印刷の費用も変わる可能性があります。
この記事では、同封広告の検討から出稿までのステップと失敗しないためのポイントについて詳しく解説します。
同封広告の検討から出稿までのステップ
ステップ1. 媒体の選定
同封広告で反響を出すために知っておいた方がよい媒体の選定ポイントとして、
①広告でリーチしたいターゲットを決める。②広告を閲覧しているかどうか。③広告審査レベルの
3点となります。
①広告でリーチしたいターゲット層を決める。
同封広告を出稿する際には、まずターゲットを決めることが重要です。各媒体ごとに特性がございます。
通販カタログ誌のターゲット層はだいたいシニア層になります。カード会員誌なら可処分所得に余裕がある
富裕層にリーチができます。百貨店のカード会員誌の場合、百貨店へのロイヤリティーが高い場合が多いです。
老人クラブ会の場合、通販カタログ誌と同様にシニアとなります。
②広告を閲覧しているかどうか。
同封広告の場合、閲覧しているかどうかを見極めポイントとして、アクティブユーザーかどうかが
非常に重要なポイントの一つになります。
例えば、通販カタログ誌の場合、最後に商品を購入してからどれくらい経っているかを
知ることが参考になります。会員誌なら、読者が読みたくなる情報を掲載しているかどうかが重要になります。
会員誌だったら、会費はいくらなのかなどの情報が必要となってきます。
(高い会費を払っている=何かしらベネフィットを得たいから加盟しているという推論が成り立つからです。)
③広告内容の審査レベルが自社広告に合っているかどうか。
広告内容の審査レベルが自社にとってマイナス出ないかどうかをチェックする必要があります。
媒体社によっては、法律よりも厳しいレベルで広告内容を審査します。審査の結果、
反響が全く出ない可能性もあるので、この視点で媒体準備することも重要です。
また、媒体社のサービスや商品とバッティングして審査がNGとなるケースもございます。
意外に審査NGが多いので注意しましょう。
その他の視点
また、視点が変わりますが、同業他社が継続的に出稿している、もしくは
通販企業のような新規顧客を広告で獲得し続けないとビジネスとして成り立たない会社が
継続的に出稿しているかどうかも一つのポイントになります。
ステップ2.媒体の発注
実施を決定した同封広告の媒体に対して、広告枠を発注しましょう。反響の出る枠の場合、早めに広告枠を
押さえることが重要です。理由として、媒体によっては1商材1広告制を実施している可能性があるためです。
この商材1広告制を実施していると、競合が実施する場合、類似した他の商品・サービスは実施ができなくなります。
だから、競合よりも先に広告枠を押さえる必要があります。
このような自体を避けるために、かなりの確率で実施する媒体が決まったら、
事前に予約をしておいたほうが良いです。
予約によって2週間ぐらいは仮で広告枠を押さえることができます。社内で稟議に時間がかかる場合、
この予約を行っておいた方が無難です。予約をしたからといってキャンセル費用が発生することはございません。
ステップ3.印刷の手配から納品
印刷を手配するときに重要なことは、事前に納品ルールを確認し、印刷費用を調整することです。
媒体によって、A4正寸サイズで納品を指定してくる媒体社もあれば、B5正寸サイズで納品を
必須にしている媒体もございます。例えば、A4サイズチラシにて、B5正寸サイズ以下での納品をルールと
されている媒体社の場合、オリ加工が追加で発生する可能性がございます。
また、媒体によっては、納品の際に納品書類を厳格に求められる場合がございます。
この場合、ネット印刷を使うことができない可能性がございます。理由として、指定の書式や納品書に記載して
欲しい項目があり、ネット印刷会社によっては対応できないこともあるからです。
媒体社によっては納品時間帯を指定されるケースもあるので、このあたりも確認をしておかないと、
納品日当日に納品できないことが判明し、実施ができないということが発生する可能性がございます。
更に、媒体社が委託している発送代行会社によっては、チラシ斤量の下限値によっては
実施ができない可能性がございます。
そのため、納品ルールは印刷費用の御見積を取る前に、事前に確認しておきましょう。
ステップ4. 広告効果の測定
納品が終わり、実際に出稿された後は、広告結果が良かったかどうかが非常に重要となります。
同封広告の広告測定期間は、だいたい1ヶ月間を目安としてください。
ネット広告しか実施されていないD2C企業の場合、非常に長く感じるかもしれませんが、
昔から同封広告を実施している広告主様はだいたいこれくらいの期間で広告を計測しております。
同封広告における検討から効果測定までのまとめ
同封広告の出稿までのステップを失敗しないために押さえておくべきポイントを一緒に書かせていただきました。
同封広告はネット広告とは違って、広告がチラシになるため、失敗をするとリカバリーが出来ないときがあります。
そのため、印刷して納品するまではきっちり段取りを組んで業務を進める必要があります。
シニア・富裕層・育児ママを集客する為に同封広告の実施をご検討の際には、
この記事のポイントを最低限押さえていただければと思います。